2011年10月28日
八ヶ岳山行(2011/10/23)
コンバンハ

ブログ更新が後手後手になってる、いさおでございます。
もう少し時間が欲しいです。
二日目のルートは、
赤岳 = キレット小屋 = 権現岳 = キレット小屋
= 赤岳(トラバース) = 阿弥陀岳 = 行者小屋 = 美濃戸

赤岳から権現岳をピストンし、阿弥陀岳を踏んで、南沢経由で下山します。
※ 記事中の写真はサムネイルです。クリックで拡大表示します。
寮の寝床よりも快適に眠り、5:00誰かのアラーム音で目を覚まします。
山小屋では珍しく、早でする人もみえず、静かな朝を迎えます。
朝食に間に合うように、着替えたり、パッキングしたり。
5:20から朝食(なぜ20分からなのかは不明 笑)。
更に身支度を整え、6:00チョイ過ぎに小屋を出ます。

まずは、すぐの赤岳山頂へ。
昨日奮発したので(?笑)、お賽銭なしで今日の山行の無事を祈願。
更に南のほうへ進みます。
ここからは、それは激しい下り 汗
またココを登り返すのかと思うと、権現岳に行くのをやめようかと思うほど。
昨日に引き続き、岩の上が濡れているので、何度かコケそうになったり。
いつになく、慎重に下ります。
険しそうな峰々が次から次へとガスの中から姿を表します。
奥にうっすらと見えているピークがとても不気味。
まあ、そこへルートが行っているかは判りませんけどね。。。
それもまた不気味だったりして・・・あれ?さっきのピークは?・・・って 笑
とても鋭い岩稜。
右下にクサリがあるのが判るでしょうか?
ココが登山道。
そんな険しい道を乗り越えると、登山道は樹林帯の中へ。
あれ?キレットってどこ?
7:20今季の営業が終了しているキレット小屋に到着。
キレット小屋っていうくらいですから、この辺がキレットなのでしょうか?
・・・キレットって険しい所だとばかり思っていましたが、この小屋の周辺は
至って穏やか。
稜線上の暴風がウソのよう。
復路に寄って(っていうか必ず通る)、ココで昼食としましょう。
キレット小屋からは登り返し・・・のはず。
だいぶ下ってきましたので、だいぶ登らなくてはいけないのは確か。
しかし、行く手は登ったり、下ったり・・・
途中、ルートが紛らわしいところもあったり・・・
小屋から登り返して直ぐ辺りのちょっとしたピークで、足元の石に描かれた
矢印と権現岳の文字。
しかし、そちらにあるのは微妙な踏跡。
ナビで確認すると、どうやらもう一方の道が正しいようなので、そちらへ。
案の定、それが正解でした。
皆さんもお気をつけください。
幾度と無く上り下りを繰り返し、道も再び険しくなります。
クサリ場は普通にあり、
こんな長いハシゴまで登場。
(写真は、ハシゴの中程から撮影)
ハシゴの下から見た感じでは、それ以上高そうな場所がなかったので、
登り切った所が頂上かな?と予想を立てておりましたが、登り切った
その場所は頂上にあらず。
まだ登らされるのかぁ・・・
と思うや否や、
・・・ん?
目の前のピークの頂上に、道標らしき物を発見。
もしや?
8:30権現岳到着。
やはりガス 汗
いつも通り、そんな頂上には長居無用 苦笑
とりあえず、すぐ下の小屋へ行ってみることに。
道標に1分と書いてあったとおりスグ。
小屋の方はお留守のよう。
(ドアにボッカ中って札が掛かってます)
鍵は開いていたので、ちょっとオジャマしてオヤツたいむ。
10分ほどした後、再び権現岳へ登り返し、来た道を引き返します。
権現小屋を出発したのは9時少し前。
10時頃にはキレット小屋に着いて昼食としたいところですが、
往路のペースを考えると、予定通り着けるか・・・?
なんて心配していましたが、9:45再キレット小屋。
昨日は、カップラーメンも作れませんでしたが、
本日はそれプラス尾西ごはんとコーヒーまで。
カップラーメンと尾西ごはん用に担ぎ上げてきた水2.5リットルが、
ようやく登場(昨日は1滴も使わなかった)。
新たにスポドリも作り、10:30キレット小屋を出発
・・・しようとした時、見えた赤岳方面の鋭い岩峰。
・・・はあ・・・またアレに登り返すのかぁ・・・
少し憂鬱になります 苦笑
昼食直後は、意識してゆっくり登ります。
・・・が、それを許さないキツイ登り返し。
息を切らしながら登ります。
そんな最中、
ちょっとした、ガスの晴れ間。
やはり鋭い岩峰・・・しかも高っ!苦笑
・・・しかし、しばらく行くと、文三郎尾根方面への巻き道の分岐に到着。
確か地図には載っていないと思いましたので不安でしたが、ダメだったら
(後で気づいたのですが、地図のウラの詳細図には載っていました)
途中で引き返してくればいいやと、巻き道へ進んでみます。
それが功を奏して、5分ほどで赤岳山頂からの道と合流。
11:35には、文三郎尾根と中岳の分岐に到着。
巻き道のお陰で、30分くらい得したでしょうか?
阿弥陀岳へ行くため、目の前の中岳に再び登り返します。
やはり中岳の頂上は真っ白。
で、そのまま下って、
12:00中岳のコル。
妙に序盤のハシゴが気になります 苦笑
結構急でしたが、意外と早く到着。
12:20阿弥陀岳山頂。
やはり真っ白。
頂上到達の証拠写真を撮って、すぐに下山を開始します。
12:45再び中岳のコル。
行者小屋の方へ下って行きます。
途中、登山道が崩れた場所があったり、そのために着けられた巻き道を
見逃して、崩れた所を渡ったり・・・
13:20行者小屋着。
数名の方が小屋前で休憩されていました。
とりあえずザックを下ろし、バッヂを購入。
キレット小屋でカラにしてきたプラティパスへ水を汲み、
最後の下りにかかります。
ここからは、広く、斜度も穏やかな道。
目の前をチョロチョロする若者2人組に、若干イラッときたり・・・
14:25美濃戸山荘上の登山口着。
更に下って14:30、車が停めてある赤岳山荘に無事到着。
天気は悪かったものの、静かな山歩きを堪能できた有意義な山行でした。
しかし、日帰りもできてしまうような所で、あんな岩登りが味わえるとは・・・
八ヶ岳の人気の理由が少し判ったような気がしました。