2013年09月03日
仙丈ヶ岳山行(20136/29~30)
コンバンハ





中々更新が続かないモノです。
年をとったからでしょうか?集中力が長続きしなくなった気がします。
改めまして、もうそろそろ四十路、いさおでございます。
さて、前回記事でようやく6月に入りましたので、本日も6月ネタ・・・
をお送りします。
夜勤が終わった翌週末。
前回の編笠山山行の際に見た、遠望した姿に、どうしても登らずには
いられなくなり、今年も仙丈ヶ岳へと行って参りました。
・・・ナンジャカンジャで横浜に来てからの3年間、毎年登ってる。。。
ルートは
1日目:北沢峠=小仙丈ヶ岳=仙丈ヶ岳=仙丈小屋(泊)
2日目:ピストン(笑
以前と同じく藪沢ルートから登って、小仙丈ヶ岳経由で帰ってこようかと
思っていましたが、藪沢ルート通行止めで、小仙丈ヶ岳ルートピストンと
なりました。
今回はバスの時間の関係で、電車移動にて前日の甲府入。
そして、翌朝・・・
7時に乗ろうと思っていたバスは、実は7/1から・・・そう、本日6/29。
いくらなんでも、週末を絡めてくるだろうと思っていた、私の勘違い。
出鼻をくじかれます。
・・・そして、空模様も怪しい。。。
デカイザックを担いだ私を見ていた、タクシーの運チャンが追い打ちを
かけるように『バスは9:30だよ』ってダメ押ししてくれます 悔
他のバスで芦安まで行ければ、何とかなりそうですが・・・?
・・・そんなバスも無く。。。
覚悟を決め、9:30まで待つことにしますが・・・?
先ほどのタクシーの運チャンが再び話しかけてきます。
どうやら、タクシーで広河原まで行くお客さんが居るとのこと。
そして3000円払えば、同乗させてもらえるように交渉してくれた
のでした。
願ったりかなったり!
速攻で、ザックをトランクに押し込み、同乗させていただいた紳士に
お礼を言いながらタクシーに乗車。
一路、広河原まで。
見慣れたルート(何遍も通ったことがある)を行くタクシー。
芦安を過ぎ、南アルプス林道へ突入・・・
・・・したら、ナントスゴイ良い天気ではないですか!
気分は
ですが・・・?


・・・タクシーのメーターもドンドン

・・・激焦




10000円位かな?と思っていたのですが、広河原に着く頃には、
15000円程に。
ホントに3000円で良いのか?5000円位払ったほうが良いのでは?
などと心配しましたが、3000円で良いとのことでしたので、気が引け
ながら、お礼をしてお別れしました。
ちなみに、この方は北岳に登るとのことでした。
無事に広河原まで着けた私は、今度は北沢峠行きのバスに乗るため、
1時間ほどの待ち。
ようやくきた町営バスに乗り、北沢峠を出発できたのは9:35。
先述のとおり、一旦藪沢ルート方面に向かってみますが、通行止めの
立て看板があったので、改めて小仙丈ヶ岳経由のルートへ。
序盤の樹林帯の中をモクモクと進みます。
やはり途中の藪沢ルートへの分岐でも通行止めになっています。
そして、進む程に周りの木の背丈が低くなり、やがて灌木帯へ。
周囲の視界が開けてきますが、ちょうどガスも上がって来てしまいました。
そんななか、ちょうど良い時期なのでしょう。
数々の高山植物が花をつけています。
お陰で更にペースダウン・・・写真を撮りまくります 笑
中でも、

イワカガミ
(コイワカガミ?)

群生していました。
あまり珍しくもないのですが、その可愛らしいピンク色といい、小柄で
奥ゆかしく俯き加減なところといい、風に揺れる花びら先端のヒラヒラ
といい、最近特にお気に入りです。
11:50小仙丈ヶ岳に到着。
周囲は真っ白です 苦笑
遠景は絶望的ですが、花と近くの景色を眺めながら、特に急ぐわけでも
ありませんので、ゆっくり登っていきます。
やがて・・・

見えました!雪の残る小仙丈沢カール。
実は、今回の山行はコレが目的。
前回記事に書いた、編笠山から見た白い模様のついた仙丈ヶ岳に、
居てもたってもいられず、雪が残っている時期に是非登ってみようと、
計画を立てたのでした。
『雪の残るカールを見てくる』・・・達成しました

・・・残念ながらガスってますけども


そして更に進み、12:55山頂着。

やっぱりガス。
時折上のほうに晴れ間が来たりしますが、周りの山が見えるほど雲の
切れ間はありません。
しかし、花や眼下の藪沢カール(雪の残っている)の写真を撮ったり、
珍しく30分ほど滞在。
最後の残雪に少々ビビりながら藪沢カールを無難にくだり、
13:30仙丈小屋着。
昨年同様、小屋前のベンチで何杯も生ビールをおかわり 苦笑
これまた昨年同様美味しい夕ごはんを頂き(とにかくココの白飯が旨い)、
更には夕食後に小屋のご主人より焼酎を分けて頂く始末。
夜勤の鬱憤を晴らすかのごとく、思う存分小屋泊を満喫したのでした。
そんな訳で、二日目。
翌日は、特に何時に起きようとか決めてませんでしたが、ご来光組に
つられて、4時前に起床。
窓の外を見てみると、どうやら晴れているようなので、頂上に向かって
みることにします。
徐々に明るくなるなか、4:20頃に山頂に到着。
例によって、東の空には低い雲。
日の出は少し遅れそう。
その間、昨日見ることのできなかった、周囲の景色を堪能します。

昨年歩いた仙塩尾根。
昨日も大仙丈あたりまでは見えてましたが。

4:35、お待ちかねご来光。

それにしても、いい天気です。
昨年もご来光が拝めたし、一昨年は日帰りだったにもかかわらず晴れ
だったし、仙丈ヶ岳に気に入られているのかも。
・・・南アルプスの女王(様)に気に入られているなんて、ドMのワタクシに
とっては堪らないシアワセ (←何かカンチガイ 笑
何枚か写真を撮っていると、朝から猛烈な空腹感に襲われます 



急いで小屋へ

朝食を頂き、他の登山客が次々と出発する中、悠々と小屋前で出発準備。
バスの時間には余裕が有りするくらいなので、ゆっくり行くことにします。
6:30、また来ますと小屋のご主人に挨拶して、一番最後の出発。
何しろ本日は余裕がありますので、再び頂上へ。
6:55山頂着。

見事な青空&雲海、そして雲海の向こうの中アの山並み

・・・ただ、東のほうから徐々にガスっぽいのが上がって来ています。
こりゃ長続きしないな。。。
案の定、下っている最中にモクモクとガスが上がって来ました。
少し時間的に早すぎるような気もしますが。
やがて、大勢の団体様とスレ違います。
仙丈小屋のご主人の話によると、昨日長衛荘で『長衛祭』なるものが
開催されていたとのことでしたので、その祭りの参加者のようです。
・・・残念ながら頂上に着いてもガスだけどね
イジワル 笑

大勢の登山客でごった返す小仙丈ヶ岳は7:35通過。
・・・して、ちょっと下った辺りで、ライチョウとも遭遇。
そして、ガスの中の樹林帯はズンズン進み、
9:00ちょうど無事北沢峠に到着。
バスにも余裕を持って間に合いました。
雪の残るカール。
イワカガミの他、多数の高残植物。
そして仙丈小屋。
久々に(?)楽しい山行でした。
・・・やっぱり南ア萌え~
